Shopifyの紹介① まずありきたりな説明
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今、ECサイトを作成するツールと言うのは色んなツールがあります。それこそメルカリだって、ヤフオクだってECサイトとしては利用可能ですし、昔からあるモール系(楽天、ヤフーショッピング、Amazon)は当然検討材料です。
ここ最近伸びているのはその中でもASP系とでも言いますか、個人店を手軽に持てるようなサービスが伸びています。
国内の有名ASPではBASEが今一番勢いがあるASPではないでしょうか?!
そんな中、世界では圧倒的な存在感を示すのがshopify。今やAmazonの売り上げ規模の1/4まで迫ってくるほどshopifyの存在感は大きくなっています!
そんなshopifyですが何故に世界的にそんなに伸びているのか?この辺をECサイトの開発者目線で解説してみたいと思います。(多分に私見も挟まりますが、ありきたりな紹介記事でもありません)
shopifyが出来る事
今回はありきたりな部分
shopifyのメリットで一番大きいのは、簡単な店なら本当に手軽に誰でもオープン出来てしまう事です。
shopifyに限らずASPを使うと言うのはこの「手軽さ」も大きなメリットの1つですが、shopifyの場合はその上「月額の最低費用が低いのに手数料も安い」事は、人気の秘密の1つです。
この辺はありきたりな感じですが、まぁやはり当然押さえておきたい所です。
ちなみに月額は「$29」が最安値(決済専用のLiteプランはとりあえず置いといて)でこのプランでもカード手数料は「3.4%」と他と比べても最低水準です!
最初からついてる機能
当たり前ですが、決済機能はついているし、ある程度の構築に関しては「テーマ」を利用する事によってノーコードで実装していく事が可能です。
そこまで専門的な知識が無くても、サクサク作れてしまう部分も多いので、とりあえずオープンさせる!までなら普通にPCが触れるスキルがあれば十分こなせます!
テーマの機能にカスタマイズを加える話になると、難易度がぐっと上がるのでテーマの機能、デザインだけでは不十分な場合にはプロに依頼する必要が出てくるのですが、スモールスタート出来るのはとってもいい点ですね。
そして、カスタマイズすると本当に無限大に拡張、デザインも付け加えられるので完全オリジナル化する事も可能です!
SNSと連携
これもよく言われていますが、インスタやFacebookなどと連携しやすいです!その画面上で販売が出来る機能もshopify側はホント数クリックで進んじゃいますが、インスタ側、Facebook側の・・・意外とこっちの方の申請が通らない場合は多い印象です。
ここは意外と盲点なので、SNSの方の審査をまず通しましょう!
ブログ機能
初期で付いてるブログ機能は決して高機能とは言えませんが、ここを書いているのもshopifyのブログ機能です!
簡単な投稿なら割と必要十分な感じですよ。
関連投稿とか表示させるにはカスタマイズしたり、アプリを導入する必要は出てくるかなぁ?と思いますが、スモールスタート時は初期機能でも十分です。
アプリで拡張
これもよく言われる部分ですね。アプリがあるので無限大に機能拡張出来るのがshopifyのすごい所です!ただ、これなんでも出来ると思い過ぎてるケースは多いです。
プライベートアプリと言って完全にお店オリジナル機能を作り出すことも出来るのですが、完全なお店オリジナル機能のアプリ開発って、それこそ数百万単位のお金がかかるので、実際はアプリショップで買えるアプリを使う事になる事も留意。
アプリショップで買うアプリは「完全にフィックス」する機能でない事も考えておきましょう!例えば「お気に入り」機能を有するアプリだけでも、値段も違えば機能も違うアプリが沢山存在します。
その中で「これが一番値段と機能とちょうどいい」と言うのを選びつつ「ある程度アプリにこちらが合わせる」必要があります!ここ最初から要件を固めすぎてると困る事になる点なので、注意しましょう!
海外越境販売
これも大きなメリットとして語られる部分ですよね。
本当に海外販売をはじめたければ、通貨の対応から、翻訳ページの作成までやれちゃうのがshopifyの強い所です!
実際には「配送の問題」が圧倒的に大きくて、ここの整備に関してはほぼほぼshopify構築者側ではサポートできない部分かとも思います(そこまで巻き取る大きな会社さんなら出来るかもしれませんが、おそらく高額の開発費が・・・)
どうやって「海外に物を販売するのか!」と言う商流に関してはご自身で考える必要があります(税理士さんに相談してみるとか)
配送料だけじゃなくて、国ごとに定めた関税とかの問題もある事を忘れずに整備しましょう!
あと、翻訳サイト作成には意外とハードルもあります。特にカスタマイズしてあるshopifyサイトは「ちゃんとshopify対応」させて開発をしていないと、自動翻訳が効かなかったりするので、将来は越境も考えてる場合には、しっかりした開発が出来る人に依頼しましょう!
まとめ
まとめて行くと、shopifyのいい所は
- 維持費が安い
- スモールスタートから初めてどんどん拡張できる
- SNS連携
- 越境EC
なんてありきたりな部分ですが、本当にここなんです。
特に他のECサイトは「スモールスタート向け」「超本格サイト向け」だったりどちらかに寄ってる場合が多いんですよね。
shopifyみたいにスモールスタートも出来るし、超本格的な事も出来る!と言う両方に対応してるサービスは、現状ないのではないでしょうか?
要するに、ECサイトとして成長してきた後に乗り換えなくていいんですよ!ここは結構大きな要素で、乗り換えってせっかく集めて顧客情報が奇麗に移設できなかったり、そもそもパスワードの再設定をお客さんにお願いしたりしないといけなくなります。さらに商品リストの移動とかも100%綺麗にはいかなかったりします。
その辺、プラットフォームを変えずに、リニューアル出来るので将来の事を考えると「とりあえずshopify」で初めておく!と言う選択肢は有力です。
あと「本体がデカい」のも地味にポイントです。他社ASPはこんな事言うと失礼かもしれませんが・・・その会社がいつまでサービスを継続するのか?それは不透明です。
BASEクラスの規模になればほぼほぼ心配ないかと思いますが、他の規模だと開発コストがかけられなくなったり、加入者が少なくてサービスの維持が出来なくなったりで「撤退」する可能性も頭の片隅には入れておく必要があります。特に日本国内だけのサービスは、今後縮小していく国内向けビジネスを考えると「体力があるかどうか?」と言うのは意外と重要になるファクターでは?と思ってしまいます。
googleのサービス、Amazonのサービスなどは世界が相手なので「なくなる」を想像する方が難しいですよね?既にshopifyは世界的に見てその粋に近いので、そこを考えてもshopifyで作っておくと、後々に困る事が少ないとも思います。